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本堂修改築大事業

本堂耐震修改築大事業完了(平成23年~24年)

 

 本堂が築約240年となり、丁度銅板屋根専門業者:株式会社カナメ(クリックでカナメのホームページが開きます)という業者が耐震の診断をするということでお願いしたら、屋根裏内部や座ノ下が脆くて危険な状態と判明、護持会総会にて決断、工事開始。

 平成17年に位牌堂を再建したばかりなのですが、続けてお檀家様にご負担をおかけすることとなりました。

 屋根を銅板にするだけで瓦屋根の重量の10分の1となり、それだけでも耐震効果となります。

 240年経過していても、今では日本中探してもないような良い材料が使ってあり、もったいないので使える物はそのまま使うという方針で修改築いたしました。

 平成24年11月18日落慶法要並びに十八世住職大心裕光結制祝典を挙げることができました。

阿弥陀堂(位牌堂)改築から間髪入れず立て続けに
          何故  本堂修改築の大事業を成し得たのか?

 このホーページ下段に仏像記録集の記述があり少し重複するところもありますが、平成17年阿弥陀堂(位牌堂)が完成、その前年9月、名古屋の仏像修復専門業者に阿弥陀像を送るため、800㎏もある尊像を庭に運び出してゴロンと転がした時、皆に衝撃が走った。

 背中の蓋を外すためであろう、その蓋の上部に硬貨大の穴が空いていてのぞき込むと多数の墨書が見えた。また、お尻の裏や腿の裏にも多数の墨書が出現した。

 詳細解明のため、教育委員会職員や護持会代表者と共に住職が名古屋まで出かけて、解体された木造の中にあった経筒や墨書の写真を持ち帰った。

 当時の宍道町教育委員会や島大名誉教授:中世史専門の井上教授に見てもらったら、県重文級のお宝とのことで大騒ぎとなった。

 発見は平成16年9月であったが、その年の暮れには宍道町有形文化財となった。(現在は松江市の文化財)

 誰もの胸を打ったのはその墨書の中身である、当時の地頭:尼子氏や重臣、来待在住の僧俗の名前や亡僧の名前までが連ねてあり、地域一丸となって平和を祈願し作製したものであることが判明した。

 平和への祈願をこめた仏像を為政者・僧俗一丸で作製に至るということは、織田信長誕生年という戦乱の世真っ只中、明日をの命もわからぬ危機感募る思いが現実として全ての人々の心に迫っていたという証明でもありましょう。

 当初、専門の教授や学者先生の講演をお寺や公民館で開いたりして、お檀家様や近隣の皆様にもお宝出現の喜びを共有しました。

 位牌堂に何か知らんが大きな仏像がある、という程度にしか思っていなかったその仏像が、突然県の重文級のものすごいお宝であることがわかったのです。

 来待の地区名も沢山書かれていて、当に自分たちのご先祖が、平和への熱い祈願をこの仏像に託したということもわかったのです。

 又、仏像胎内から銅製経筒も発見され、法華経全巻写経の上それをその銅筒に入れそれを66個作製、全国の66ヶ所の奉納所に奉納したという気の遠くなるような修行があったことも判明した。

 その感動が冷めやらぬ内に、タイミング良く耐震銅板屋根のカナメという業者が来山調査し、天井裏や床下の危険極まりない写真を見せられました。

 恐らく震度6クラスなら間違いなく倒壊という状態が、護持会委員さん方の目にも明確に映し出されました。

 しかし、普通なら位牌堂を建てたばかりだから、まだまだ当分は時期尚早でとんでもないという話でおわるのですが、菩提寺がこのような歴史ある有り難いお寺であるならばという、我が目を疑うほど突然のお宝発見の感動的な勢いが、そのまま委員さん方やお檀家皆様方を強力に後押しさせたからこそ実現可能となったのでありましょう。

改築前240年の歴史ある本堂です

足場が組まれ工事の態勢が整いました

傷んだ屋根裏、よく持ちこたえていました

カナメの技術が光っています

銅板の屋根は出来たては黄金色です

いよいよ足場が外されます

第一・第二墓地から撮影

書院の池です
鯉は15匹くらい泳いでいます

第一墓地から宍道湖をのぞむ
弘長寺葉山の上ではなく、平地にあります

この駐車場も詰めれば10台くらいは入ります

完成です
本堂前の大灯籠を拡げて奥の天水鉢(雨受け)が見えるようにしました

住職への法問に応えます

危機迫る大音量の首座法戦式
現在副住職

さあ準備万端、住職にとって最大の行事が始まります

十八世住職結制・大裕首座法戦式、本堂修改築落慶法要、
当山開闢七百五十回大遠忌法要

 一山の住職にとって、本堂を手がけることは何物にも代えがたい栄誉なことであります。

私のような非才で中途半端な人間が、ここまでやれたのは

                   奇跡としか言いようがありません。

神仏のご加護や護持会・お檀家様・家族に恵まれたからに他なりません。              

              合掌!